デスゲームでおすすめの漫画が知りたい・・・
という方々のために、私のおすすめするデスゲームものの漫画を紹介してみました。
以下、今回の内容です。
- そもそもデスゲームとは?
- デスゲームものでおすすめの漫画3選
簡単な自己紹介です。
私は小学時代から漫画を読んでいて、その中にはハマったデスゲームもたくさんあります。以前は週刊誌が中心でしたが、最近は漫画アプリで読むことが多いですね。マイナー作品だろうと、面白いものは面白いと広めたい性格です。
作品のあらすじから魅力まで丁寧に語っています。
きっと、気になる一冊が見つかるはずですよ。
では、さっそくいきましょう!
そもそもデスゲームとは?
デスゲームはフィクションジャンルのひとつで、その名のとおり命を代償としたゲームをクリアしていく人々の様子が描かれた作品のことです。
何者かに拉致・監禁された上で、報酬と帰還をかけたゲームを強制されるパターンが多いでしょうか。
プレイヤーは運営に絶対服従で、逆らった場合たいていひどい目に遭います。
といっても結構あいまいで、
- 代償は命でなくともよい(体の一部や肉体的苦痛など)
- ゲームは頭脳派から肉体派、運までとバラバラ
- 帰宅が許されている場合もある
- 運営がほとんど関与しないことも
と、作品によっていろいろ違いがあります。
魅力も作品によりけりですが、考えられる共通点を紹介しておきますね。
デスゲームの魅力
大きく次の3つに分けられると思いました。
- 先の読めない急展開
- プレイヤー同士、あるいは運営側を含めた人間ドラマ
- その他、デスゲーム特有のゲーム内容や過激演出
順番に説明していきますね。
先の読めない急展開
そもそも、デスゲームの始まりは強制参加がほとんどです。
そのため、運営側は強大な権力者だったり、もっとぶっ飛んでいるものだと人間ですらなかったりしますね。
運営側のやりたい放題だからこそ、先の読めない急展開が作られていきます。
ただし、伏線がなかったり後づけ感が強いと冷めてしまう諸刃の剣ともいえるでしょう。
プレイヤー同士、あるいは運営側を含めた人間ドラマ
ゲームは命がけで行われますから、当然プレイヤーの本性が見えてくるわけです。
- 協力
- 裏切り
- 騙し合い
- 死
などの結果、プレイヤーの心理・人間関係が激しく乱れます。
最初は仲のよかった人同士が決裂したり、いたって平凡だった人物が化けたりなんてこともあるかもしれません。
時に、運営側をも巻き込んだ人間ドラマが展開されていくことでしょう。
その他、デスゲーム特有のゲーム内容や過激演出
作品にもよりますが、たいてい
- ゲーム内容が独特だったり
- 過激演出が多かったり
で、記憶に残りやすい印象です。
ヤバいものを見ているような感覚もクセになるでしょう。
読者は神の視点でファンタジーとは違った非現実を追っていくことになります。
大きな流れの他に、細かい伏線などを探すのも面白いですね。
結末を含めて考えさせられ、忘れられなくなる作品が多いでしょう。
おすすめのデスゲーム漫画3選
ここからは、私が面白かったと感じたデスゲーム漫画を紹介していきます。
同じデスゲームでも中身は全然違いますから、ぜひ最後まで見ていってくださいね。
GANTZ(ガンツ)
著者:「奥浩哉」先生
出版社:集英社
掲載誌:週刊ヤングジャンプ
巻数:全37巻(完結済み)
1巻発売日:2000年12月11日
有名なので知っていた方もいるのではないでしょうか。
SFやバトルアクションを含みつつ、デスゲーム要素もある漫画です。
あらすじ
線路に落ちた酔っ払いを助けようとして、主人公の玄野計(くろのけい)とその小学生時代の友人である加藤勝(かとうまさる)は冒頭から死んでしまいます。しかし、なぜか次の瞬間にはマンションの一室にいるのでした。そこには死んだはずの人たちが集められており、状況がわからないまま黒い球体「ガンツ」から戦いの命令を受けます。指示にあった「星人」がいる場所へと未知の技術で転送され、本人の意志と関係なく戦うことになっていくのでした。
と、ここまで説明されてもよくわからないと思うんですよ。(漫画を読んだ私も最初はサッパリでした)
転送された先は現実世界なのですが、勝手に帰ろうと離れていった人の頭が吹き飛ぶのを目にします。
戦うしかないと自覚するも、明らかに人間ではない星人との戦闘で大勢が命を落としていくんですよね。
強力な武器や装備が使えることを後で知るのですが、戦いは一度では終わりません。
たとえ生きたまま帰ることができても、ガンツが決めた採点で合計100点とるまでは強制的に集められるのです。
面白さや魅力
ここからは、私なりにまとめた面白さについて紹介していきます。
- 個性的すぎる特徴をもつ星人
- かっこよく、そして派手なバトルシーン
- 気づいた時には壮大な展開になっている
ざっとこんな感じでしょう。
星人はどれも外見や戦闘スタイルが違っていて、戦いが繰り返されても飽きさせない展開になっているんですよね。
また、生き残った人間サイドも成長していくため、バトルシーンのかっこよさと派手さは伸び続けていきます。
そして、気づいた時には壮大な展開が待ち受けているんです。
- なぜ戦わなければならなかったのか
- 星人の正体とは
- 転送といった現代科学ではなしえない技術の提供元
などなど、しっかり作りこまれていて本当に面白かったです。
SF要素を含んだデスゲーム、気になった方は読んでみてはいかがでしょうか。
注意点
作品が気になった方のために、少しだけ悪い部分についても触れておきます。
- バトルシーンが結構グロい
- 途中からはデスゲームっぽくなくなっていく
ざっくりこんな感じでしょうか。
デスゲームが好きな方だと、グロ耐性は大丈夫ですかね。
問題は2つ目です。
途中からバトルシーンの連続となって、デスゲームではなくなっていくんですよ。
ただ、最初から読んでいた私としては面白い展開だと思いましたけどね。
デスゲーム展開は前半でたっぷり用意されているので、デスゲームを求める方にも十分満足できる作品だと思って紹介しました。
たとえ灰になっても
著者:「鬼八頭かかし」先生
出版社:スクウェア・エニックス
掲載誌:ヤングガンガン
巻数:全6巻(未完)
1巻発売日:2016年7月25日
こちらは、ギャンブルや駆け引きといった要素を含んだデスゲーム漫画です。
あらすじ
病気の妹の手術費用を集められずに絶望していた主人公の前に謎の女が現れ、望むモノのために命を懸けることができるか問われます。肯定した直後に女は突然消え去り、程なくして主人公は交通事故で命を落とすにでした。しかし、見覚えのない女の姿になって目を覚まします。同じ場所に居合わせた4人の女と、死んでから目を覚ましたことを話しているうちに、天使と名乗る女が現れました。その後、大金をかけてゲームをするよう天使から言われますが、歯向かったひとりが自分の名前を口にした途端に体がバラバラになって灰になります。天使は全員の名前を知っている、つまり命を握っていることを明かし、ゲームに参加する他ないのでした。
なかなかぶっ飛んでいる始まり方ですよね。
真っ先にひとり命を落としたのは、天使が用意したのが人に名前を知られると死ぬ場所だからです。
それから、老若男女問わず全員の体が美少女になっているんですよ。
一応、美少女だけのデスゲームが見たいという方も満足できるのではないでしょうか。
ちなみに、主人公は妹のためなら冷酷になれる性格です。
面白さや魅力
以下、私が面白いと感じたポイントをまとめてみました。
- 読み進めていくと、参加者にさまざまな共通点が見つかる
- 死亡者を含め、多くの人物の過去について触れられている
- 全員が美少女になっているため、ある程度の匿名性がある
こんなところでしょうか。
パッと見だと、
- とにかく美少女を出しておけばいい
- とにかくグロく、過激に殺しておけばいい
といった感じが強かったんですよね。
しかし、美少女にした設定をちゃんと使いこなしているように思えました。
死ぬ前に誰だったのかわからない点も話を面白くしているんですよ。
というのも、少し読み進めていくと参加者には新たな共通点が見つかります。
集められた人が少ないなりに、それぞれの過去が語られているのもよかったですね。
参加者の共通点や過去を含め、デスゲームの裏には隠された何かがあるのではないかとついつい読み進めてしまいました。
注意点
ここからは、作品の悪い点についても触れていきます。
- 未完で終わっている
- 後づけ感が多少あった
- 必要以上にグロい
こんな感じですかね。
1つ目は一番知っておいてもらいたいポイントです。
作者さんが亡くなったことにより、未完で終わっております。
ちょうど盛り上がっていたタイミングだったので、先の展開や結末などが気になってしまい非常に残念でした。
他には、
- 少し無理やりな感じがあった
- 追加ルール
など、若干の後づけ感がありましたね。
それから、必要以上にグロいことも注意です。
単なる爆発四散などではなく、拷問まがいのこともやってから死を与えます。
以上が私の感じた悪い点ですが、それらが気にならないくらい全体的に面白い作品でした。
未完なのが悲しいですけど、気にならないという方はぜひ読んでみてくださいね。
シグナル100
原作:「宮月新」先生
作画:「近藤しぐれ」先生
出版社:白泉社
掲載誌:ヤングアニマル
巻数:全4巻(完結済み)
こちらは催眠術や学園パニックものといった設定を混ぜた、独特の雰囲気があるデスゲーム作品です。
あらすじ
手がつけられないほど自由に振る舞うクラスの担任が、他の先生からも見放されて追い詰められているところから話は始まります。そんなある日、担任はお金を払ってまで生徒を視聴覚室に集めました。生徒が閉じ込められた部屋では不気味な映像と爆音が流され、静まり返ったころにようやく担任が姿を現します。しかし、生徒には特定の行動で自殺する後催眠をかけたと衝撃の告白をするのでした。その直後、担任を殴ったり電話で連絡しようとした生徒は、特定の行動に引っかかって自ら命を絶ちます。何が自殺のトリガーなのかもわからず、とにかく助かるための道を模索していくのでした。
ありそうでなかったような、興味深い話だと思いましたね。
少しデスゲームっぽくない気もしましたが、
- 死を扱っている
- 理不尽かつ強制力のあるものに巻き込まれた
- 生徒同士での駆け引きがある
などなど、デスゲームにありがちな要素が満載だったので紹介することにしました。
というのも、後催眠を解除するには最後のひとりになることだと条件を提示したんですよね。
暴力は禁止なので、誰かを殺すとすれば特定の行動に引っかかけていく必要があります。(さすがに、最初から行動に移す者はいませんでしたが・・・)
ちなみに、催眠とは関係なく担任はすぐに自殺してしまいます。
何が特定の行動なのかもわからないため、勇気ある最初のひとりと同じ行動をしていくしかないんです。
面白さや魅力
私が面白いと感じた点を紹介してみます。
- 日常的な動作が死につながるという緊張感
- 別人のように変わっていく人間の描写
こんなところでしょうか。
自殺催眠の恐怖から、日常的に繰り返しているであろう行為すらできないのです。(目の前に怪物が現れたりするのと同じくらい怖くないですか?)
返り血を浴びたとしても、自殺への恐怖のせいで洗い落としたり着替えたりはできません。
自殺のトリガーとなる行動は、最初に紹介した暴力の他にも、
- ペットボトルの水を飲む
- ゴミ箱にゴミを捨てる
- 漏らす(トイレで用を足すのはセーフ)
などなど、日常生活でやっている行為から、先を見越したような陰湿なものまでさまざまでした。
そして、同じ被害者である生徒同士の関係も変わっていきます。
主人公は偽善者キャラなのですが、最後の最後まで心理状態の変化が楽しめましたね。
パニック状態の人間の心理をうまく表現されている作品だと思いました。
注意点
作品には悪い点もありまして、
- 細かい部分がいろいろ引っかかる
- 重い設定に対して少々あっさりしすぎていた
こんな感じですかね。
まず1つ目ですが、最初の視聴覚室で生徒が死んでいるのに警察とか呼ばないんですよw
駆けつけた先生の反応が薄かったのもそうですし、いろいろ引っかかりましたね・・・。
そして2つ目です。
途中から後半にかけて、やや急ぎ足な気もしました。(もしかしたら私だけかもしれませんが)
ただ、テンポがいいと捉えることもできます。
気になる部分はありましたが、日常的な動作と死を結びつけた面白い作品だと思いました。
前日譚を描いた漫画もありますので、気になった方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
軽くおさらいしておきます。
- バトルアクション満載、SF要素を含んだデスゲーム「GANTZ」
- 美少女になってデスゲームをする、過剰なグロのある「たとえ灰になっても」
- 日常的な動作と自殺を結びつけた、学園パニックもののデスゲーム「シグナル100」
気になる作品がありましたら、ぜひ読んでみてくださいね。
きっとハマり、忘れられない作品となることでしょう。
・・・
ここまで見ていただきありがとうございます。
今回は、おすすめのデスゲーム漫画の紹介でした。
もし漫画に興味がある方がいましたら、下の記事もチェックしてみてください。
デスゲームとは違い、笑って癒される作品をまとめてあります。
どれも無料で読める作品なので、試しに読んでみてはいかがでしょうか。
コメント